【最新版】おすすめ400ccアメリカンバイク9選!スペック比較やランキングもご紹介

400cc,アメリカンバイク

 

 

アメリカンバイクの代表格と言えば、ハーレダビッドソンの「ビッグツインエンジン」搭載車を連想する方も多いですが、近年の国産400ccアメリカンは完成度の高いモデルがひしめき合うようになりました。

 

そこで今回は、数ある400ccアメリカンバイクの中から、実際に管理人が乗ってみた「本当に人におすすめできる400ccアメリカンバイク」をご紹介させて頂きます!

 

一方で国産400ccアメリカンと聞くと、

 

  • 馬鹿にされる・ダサい
  • 400ccアメリカンの魅力やメリットとは?
  • 400ccのアメリカンを新車で購入する事が可能なのか

 

などの点が気になる方も多いのではないでしょうか?

 

そのためこの記事の前半部分で上記の疑問にお答えし、後半にてオススメ車種9選をご紹介するという流れになっています。

 

この記事は400ccのアメリカンバイク(クルーザー)の購入を検討している方にはぜひ読んで頂きたい内容となっておりますので、ご一読くださいね。

 

※車種のスペック・価格は最終モデルを元に記載しております。(2019年現在)
またデータ元は、下記のサイトを参照しております。
カワサキスズキホンダヤマハバイクブロス

 

>>【高く売る!】バイクを高額で売却して乗り換える方法

 

 

 

>>あなたのバイクが5万円高く売れる買取業者ランキング

 

 

400ccアメリカンバイクはダサい? 魅力やメリットは?

 

まずは400ccのアメリカンバイク(クルーザー)の一般的な見解や魅力について次の2つをご紹介していきます。

 

  • 中型クラスのアメリカンバイクはダサいのか?
  • 400ccアメリカンの魅力やメリットはどのようなものがあるのか?

 

特にこれから400ccのアメリカンバイクを購入しようとしている方なら自分のバイクがダサいと思われているのか気になりますよね?

 

そこでまずはそこから見ていきましょう。

 

400ccアメリカンはダサいのか?

 

正直に申し上げると、2chやTwitterでは400ccのアメリカンバイクはダサいという意見がございます。

 

ただこれはその人の趣味嗜好によって変わるため、どのバイクにも当てはまることですよね?

 

例えば、レーサーレプリカが好きな方からすれば、ネイキッドバイクはダサいと感じたりビッグスクーターが好きな方にはオフロードバイクはダサいと感じるようなイメージです。

 

逆を言うと、ダサいと誰からも言われないバイクはありません。

 

そのためあなたが本当に乗りたいと思ったバイク、乗っていて楽しいバイクに乗るのがオススメです。

 

では次にアメリカンバイクの魅力やメリットについてご紹介していきます。

 

400ccアメリカンバイク(クルーザー)の魅力やメリット

 

お忙しい方のために、先に魅力やメリットを簡単にまとめてしまいますね。

 

  • なんと言っても存在感のある大きさが特徴

    (中には大型アメリカンと同じサイズのバイクもある)

  • 大型アメリカンと比べて比較的燃費が良い
  • 直進安定性・足つき性が良い

 

250ccのバイクと違い、400ccのアメリカンバイクとなると大きさはかなりのもの。

 

1,000ccを超えるバイクと大差ないことも多々あり、存在感は抜群です。

 

加えてアメリカンバイク(クルーザー)はホイールベースが長く設定され、ロー&ロングボディが特徴です。

 

そのため直進安定性や足つき性が良く見た目に反して女性でも乗りやすいジャンルのバイクと言えます。

 

一方で大型バイクとほぼ同じ大きさで排気量が400ccとなるため、当たり前ですが爆発的な加速力は期待できません。

 

もちろん必要十分のパワーはあるので、高速道路でも不自由なく走ることは可能です。

 

ただ高速道路での移動が多い場合やタンデム走行が多い場合は、400ccよりも余裕のある大型アメリカンバイクの方がオススメですので、そのような方は下記の記事を参考にしてくださいね。

 

大型ならではの強烈な存在感! 400cc越えの大型アメリカン編

 

400ccアメリカンバイクの新車は無いの?

 

400ccのアメリカンバイクを購入しようとした際にどうしても新車で乗りたい方もいますよね?

 

中には中古車の故障・トラブルが怖いから新車での購入にこだわっているという方もいます。

 

しかし2019年9月現在、残念ながら400ccのアメリカンバイクを生産している国産メーカーはありません。

 

そのためアメリカンバイク(クルーザー)を新車で購入する場合は、

 

  • 250ccクラスか
  • 401cc以上のクラスか

 

の2択が大半をしめる形となっています。

 

※250ccのアメリカンバイクのおすすめについて知りたい方は ↓ こちら。
【2019年版】おすすめ250ccアメリカンバイク6選!
 401cc以上のアメリカンバイクのおすすめについて知りたい方は ↓ こちら
大型ならではの強烈な存在感! 400cc越えの大型アメリカン編

 

ただ400ccアメリカンの新車も全国に数台というレベルですが、まだ在庫は残っているようです。

 

実際にグーバイクで調べた際には、下記の計4台(1種類ずつ)が見つかりました。(2019年9月現在)

 

  • ドラッグスター400
  • ドラッグスタークラシック400
  • スティード400VLS
  • スティード400VLX

 

来年になると新車は残っていないかもしれませんので、気になる方はぜひ下記の「グーバイク」からチェックしてみてくださいね。

 

グーバイク

 

ではこれから400ccアメリカンのおすすめ車種を9選ご紹介していきます。

 

唯一無二の圧倒的存在感! カワサキ バルカン400ドリフター(VN400D)

 

 

カワサキ バルカン400ドリフター スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC4バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,490×995×1,120 2位
シート高(単位:mm) 750 同率1位
パワーウェイトレシオ 8.06kg/PS 4位
最高出力 24kW(33PS)/8,500rpm 5位
最大トルク 32N・m(3.3kgf・m)/6,000rpm 7位
車両重量 266kg 3位
燃料タンク容量 14L 5位
最高速度 163.5km/h 1位
中古車価格 23万5,400円~65万8,000円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

1995年、並列2気筒エンジン搭載のEN400バルカンからモデルチェンジしたVN400バルカンシリーズ。

 

その中でもイチオシなのが、1999年に追加販売となった「カワサキ VULCAN 400 Drifter(バルカン 400 ドリフター)」です。

 

800ccの「バルカン800」と共通の車体を持ち圧倒的な存在感がウリのクルーザー。

 

純正フルノーマルの時点で巨大なエスカルゴフェンダーを装着し、数あるクルーザーの中でも非常に個性的なルックスが自慢の1台です。

 

ロー&ロングボディのバルカン400ドリフターは、全長2,490mm×全幅995mm×全高1,120mmと非常にロー&ロングボディ。

 

 

ご覧の画像のように、思い切ったカスタムを施すとハーレーに匹敵するド迫力カスタムに早変わりします。

 

車体サイズがバルカン800と全く同じであるため、海外ブランドのカスタムパーツがポン付けできるのがファンにとって嬉しいポイントです。

 

800と比べると、エンジン&エキゾースト音にやや迫力がありませんが、スラッシュカットマフラーを入れると途端に大音量に。

 

ドコンドコン!と脈打つような鼓動感が心地よく、気分はまさにイージーライダー。

 

気ままに優雅に一人旅、といった言葉が似合うバイクで、400ccのアメリカンクルーザーとしては非常にハイクオリティな一台です。

 

 

すでに2002年で生産を終えてしまっておりますが、中古バイク市場での評価は非常に高く、相場価格は20~60万円までとかなりの価格差です。

 

↑の紹介画像は管理人の友人の所有する1999年式でしたが、先月売却し47万円もの高額買取となりました。

 

こうした点から、バルカン400ドリフターはカスタム車両の価値が非常に高く、今後も買取価格下落の不安も少なめな安心優良株と言ってよいでしょう。

 

↓の動画は短めですが、バルカンドリフターの走りの滑らかさ、エキゾースト音をチェックする上で参考になります。

 

【バルカン 400 ドリフター 友人の試乗 / Vulcan 400 Drifter Ride by My Friend】

 

安定した人気の 400ccアメリカンベストセラー! ヤマハ ドラッグスター400

 

 

ヤマハ ドラッグスター400 スペック ランキング
エンジンタイプ 空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,340×840×1,065 5位
シート高(単位:mm) 660 8位
パワーウェイトレシオ 7.8kg/PS 5位
最高出力 22kW(30PS)/7,500rpm 同率8位
最大トルク 31N・m(3.2kgf・m)/6,250rpm 同率8位
車両重量 234kg 5位
燃料タンク容量 15L 同率1位
最高速度 153.5km/h 同率5位
中古車価格 9万3,400円~77万4,000円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

2017年現在、新車で購入できる400ccアメリカンとして人気ナンバー1の座を維持し続けているのが「ヤマハ DragStar(ドラッグスター。DSと略されることも)400」です。
(2019年現在でも僅かながら新車が残っています。)

 

1996年、チョッパースタイルの和製アメリカン「ヤマハ XV400ビラーゴ」の後継モデルという位置付けで登場し、瞬く間に400ccバイクを代表する人気車となりました。

 

その人気の秘密は、当時チョッパースタイルが圧倒的多数となっていた和製アメリカンのジャンルに「ロー&ロングスタイル」を持ち込んだことに拠ります。

 

 

ドラッグスター400自身の車体サイズも押し出しのよいもので、全長2,340mm×全幅845mm全高1,045mmと当時の最大クラスとなっていました。

 

現在でも400ccクルーザーの売れっ子モデルであり、当時最速の400ccアメリカンバイクとして絶大な人気を誇りました。

 

日本人の小柄な体格に合うよう、シート高さが650mmとかなり低めに設計されており、乗り味のよさも人気の一因です。

 

先代である「XVビラーゴ400」で定評のあったVツインエンジンの美しさも受け継がれており、鼓動感が強調されたことも大きく評価を高めました。

 

 

2017年8月をもって生産が終了していますが、中古バイク市場での玉数は非常に豊富。

 

発売当時の新車販売価格は629,000円と高価でしたが、現在では10~40万円前後の車両が多く、予算に応じて多数の中から選べます。

 

ただし、ドラッグスター400自体の玉数が多いためか、ノーマル車の評価に比べカスタム車はかなり低めとなりやすく、売却時は一括査定などで上手に立ち回ることが必要です。

 

↓の動画は4年前に投稿されたものですが、歴代ヤマハ400ccアメリカンを乗り継いできたベテランのインプレだけに、違いがよく分かり大変おすすめです。

 

【ヤマハ ドラッグスター400 (DS4) バイク試乗レビュー YAMAHA Dragstar 400 REVIEW】

 

独自の容貌が魅力の派生モデル!ヤマハ ドラッグスタークラシック400

 

 

ヤマハ ドラッグスタークラシック400 スペック ランキング
エンジンタイプ 空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,450×960×1,110 3位
シート高(単位:mm) 710 4位
パワーウェイトレシオ 8.23kg/PS 2位
最高出力 22kW(30PS)/7,500rpm 同率8位
最大トルク 31N・m(3.2kgf・m)/6,250rpm 同率8位
車両重量 247kg 4位
燃料タンク容量 15L 同率1位
最高速度 153.5km/h 同率5位
中古車価格 12万9,000円~78万8,400円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

「ヤマハ ドラッグスター400」の人気を高めたもうひとつの理由が、派生モデルの「ヤマハ ドラッグスターClasic(クラシック)400」です。

 

ベースモデルは同じドラッグスター400ですが、フットペダルやスチール製ディープフェンダー、16インチの大型タイヤを装着した独特の雰囲気が人気となりました。

 

ドラッグスター400とは異なり、サドルシートを採用することでより大型アメリカンらしい雰囲気を強化。

 

その作りはまさに重厚で、ムーンライダーズカスタムがよく似合いそうな本格的なビジュアルがマニア心をくすぐります。

 

 

2009年には排出ガス規制強化の影響を受け、ドラッグスター400と同時に生産終了の憂き目を見ましたが、FI化して翌年に復活。

 

2017年8月の生産終了までヤマハ発動機の売り上げの柱となり、圧倒的な支持率を維持している驚異的なアメリカンバイクです。

 

この点では、人気による販売台数の差が大きいアメリカン・クルーザージャンルでは異色の存在と言えます。

 

 

新車販売価格822,960円(現行モデル)と高額ながら、非常に多くの販売台数を誇ったこともあり、中古バイク市場では玉数が非常に豊富。

 

中古車の相場価格は15~43万円前後が主流ですが、予算が許せば展示車両・試乗車で10万円以上の値引きが期待できるのでおすすめです。

 

ゴリッゴリのフルカスタム車両も魅力的ですが、↓動画のようなライトカスタムも手頃な予算で実現でき、楽しみ方の幅が広いモデルと言えます。

 

【ドラッグスター400 クラシック!ライトカスタム!VH01J】

 

 

Vツインエンジンとシンプルなスタイルの美しさ ヤマハ XV400ビラーゴ

 

 

ヤマハ XV400ビラーゴ スペック ランキング
エンジンタイプ 空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,215×715×1,080 9位
シート高(単位:mm) 720 3位
パワーウェイトレシオ 4.95kg/PS 9位
最高出力 40PS/8,500rpm 1位
最大トルク 3.5kgf・m/7,000rpm 2位
車両重量 198kg 9位
燃料タンク容量 13.5L 6位
最高速度 不明 9位
中古車価格 9万円~21万9,900円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

美しいVツインエンジンと本格的なチョッパースタイルを採用し、1987年に販売が始まったのが「ヤマハ XV400Virago(ビラーゴ)」です。

 

このビラーゴには、「じゃじゃ馬娘」「お転婆娘」といった意味があり、まさに陽気なヤンキー娘っぽさが全面に押し出された魅力のあるアメリカンバイクとなっています。

 

 

そして後にこの「XV400ビラーゴ」のエンジンが先ほどご紹介した「ドラッグスター400」へ受け継がれることとなるのです。

 

ボディサイズは全長2,225mm×全幅725mm(フラットハンドル装着車)×全高1,055mmと優れた体格を与えられ、

 

最高出力40PSという強烈なエンジンがアメリカンらしからぬ加速力を生み出し、XV400ビラーゴは人気を博します。

 

同時代のライバルとしては「ホンダ スティード400」が存在しますが、スティード400の30PSという最高出力と比較すると、いかにパワフルなエンジンを与えられていたかということがわかりますね。

 

またチョッパースタイルでありながら非常に軽快なハンドリング性が持ち味となっており、その感覚はまるでロードスポーツ車そのもの。

 

乾燥重量も178kgと軽量に作られており、和製アメリカンでありながらコーナリングが得意という従来のライバル車にない高い運動性能も魅力のひとつです。

 

 

発売当初は不思議なほど人気がありませんでしたが、1991年頃のアメリカンブームによって再評価され、その完成度の高さで一躍人気車種の仲間入りを果たしました。

 

1996年の「ドラッグスター400」登場とともに生産を終了し、キャブレター仕様車のみが流通していますが、基本的にはかなり耐久性が高く初心者でも十分扱えるバランスのよい車種と言えます。

 

根気よく探せばカスタムパーツもまだまだ多く、シーシーバーなど他社アメリカンの純正流用が効くパーツもあるため、気長にじっくりと手をかけていきたい方に最良の相棒です。

 

【Yamaha Virago XV400 Stainless Custom Exhaust】

 

チョッパースタイルが人気のカスタム ホンダ スティード400

 

400cc,アメリカンバイク

引用

 

ホンダ スティード400 スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC3バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,310×890×1,120 同率6位
シート高(単位:mm) 670 7位
パワーウェイトレシオ 6.94kg/PS 同率7位
最高出力 23kW(31PS)/7,500rpm 7位
最大トルク 33N・m/6,000rpm 同率3位
車両重量 215kg 8位
燃料タンク容量 11L 8位
最高速度 154.1km/h 4位
中古車価格 11万8,000円~64万8,000円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

ホンダ初の本格的なアメリカンバイク(クルーザー)として開発され、人気を博したベストセラーモデルがこの「ホンダ スティード」シリーズです。

 

車体は600ccモデルと共通で全長2,310mm×全幅890mm×全高1,120mmと迫力は十分。

 

一方で乗り心地は見た目によらず、マイルドな仕上がりで女性でも扱いやすくなっています。

 

 

車体重量が215kgと400ccアメリカンの中では軽い方なので、加速もスムーズですね。

 

さらにドラッグスターやシャドウよりもスリムなボディのため、狭い道でもスルスルと気持ち良く走り抜けることが可能。

 

そのスリムなボディを活かし、チョッパースタイルやクラシックスタイルなどあなた好みにカスタムできる魅力もあります。

 

 

加えて今なお純正のカスタムパーツがあるほどですので、カスタムパーツに困ることはほぼ無いと言えますね。

 

またシリーズ展開が豊富な点も魅力の一つで、下記のようなモデルが存在していました。

 

  • ラグジュアリースタイルの標準的なモデル、VLX
  • バックレストのオプション化など装備を簡略化して価格を抑えたVCL
  • アルミ製ディッシュホイールや大型ハンドルを装備したワイルドスタイルVSE
  • カスタム色を強めクラシカルなスプリンガー・フロントフォークなどを装備したVLS

 

ちなみに管理人のオススメは、1993年以降のモデルです。

 

実は1993年のマイナーチェンジによって、燃料タンクが9Lから11Lへと変更されています。

 

燃料計がないスティード400ですので、燃料の多く入る方がガソリンを気にするストレスが減って走りに集中できますね。

 

残念ながら後述のシャドウシリーズと入れ替わるように生産が終了してしまいましたが、まだまだ現役バリバリの中古車も数多く残っているアメリカン(クルーザー)ですので、ぜひ一度試乗してみてはいかがでしょうか。

 

【スティード400 スポーツスタータンク!ブラックエディション!】

 

 

本家を上回る人気の派生モデル! ホンダ シャドウスラッシャー400

 

 

ホンダ シャドウスラッシャー400 スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC3バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,310×870×1,105 同率6位
シート高(単位:mm) 645 9位
パワーウェイトレシオ 6.94kg/PS 同率7位
最高出力 24kW(33PS)/7,500rpm 2位
最大トルク 35N・m(3.6kgf・m)/5,500rpm 1位
車両重量 229kg 6位
燃料タンク容量 13L 7位
最高速度 153km/h 7位
中古車価格 16万1,900円~43万8,000円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

1997年、「ヤマハ ドラッグスター400」への対抗馬として登場した「ホンダ Shadow(シャドウ)400」。

 

中でも実際に乗った上でおすすめしたいのが、2000年に追加販売が開始された派生モデル「ホンダ シャドウスラッシャー400」です。

 

シンプルな外装ながら、フロントタイヤを19インチに変更し、マッチョな雰囲気のいかつい400ccアメリカンです。

 

 

オリジナルであるシャドウ400との違いはシート高にも現われており、645mm(最終モデル)とメーカー純正ローダウン車に。

 

シャドウ400が車体重量248kgとかなりの目方でしたが、このシャドウスラッシャー400は229kgまで軽量化され、軽快なハンドリング性が大きな魅力となっています。

 

よく和製アメリカンはハンドリングが重くてしんどい、という声が聞かれますが、シャドウスラッシャー400はネイキッドに近いハンドリングが疲労度を軽減してくれます。

 

意外にスポーツ走行も得意で、慣れてしまえばステップが削れるほど車体を寝かせることができ、地を這うような低い視線でのワインディングも楽しめます。

 

かなりの人気を集めたシャドウスラッシャー400でしたが、販売台数の多さにも関わらず2007年の排出ガス規制強化で生産終了。

 

 

非常に乗りやすく遊びやすい400ccアメリカンの筆頭格で、中古バイク市場では15~25万円前後の車両が多数販売されています。

 

中でもファイアパターングラフィックが強烈な個性を持つ「シャドウスラッシャー400デラックス」はおすすめで、とても純正カラーリングとは思えない質感の高さが魅力的です。

 

個人的におすすめしたいのが↓の動画で、シャドウスラッシャー400の乾いたエキゾーストがスラッシュカットマフラーでより野太さを与えられ、味わい深くカスタムの参考になります。

 

【【音量注意】シャドウ400 スラッシャーカットマフラー】

 

乗り味のイメージはまるでネイキッド!シャドウの派生車種 ホンダ VT400S

 

400cc,アメリカンバイク

引用

 

ホンダ VT400S スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC3バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,295×870×1,135 8位
シート高(単位:mm) 750 同率1位
パワーウェイトレシオ 7.39kg/PS 6位
最高出力 23kW(31PS)/7,000rpm 6位
最大トルク 32N・m(3.3kgf・m)/3,500rpm 6位
車両重量 229kg 6位
燃料タンク容量 10L 9位
最高速度 152km/h 8位
中古車価格 29万8,200円~57万1,300円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

シャドウの派生車種として2010年11月に発売された「VT400S」は、以前に発売されていた「VT750S」と共通の車体で製造されており、エンジンはシャドウ400シリーズからの流用となっています。

 

 

このVT400Sは、シャドウをベースとして造られていますが、チェーン駆動の採用や外装の簡素化で大幅な車両重量の軽減が行われています。

 

実際シャドウと比べると、シャドウの車両重量が248kgなのに対し、VT400Sは229kgと約20kgも軽量。

 

そのため400ccアメリカンの中ではキビキビとした走りが可能なモデルで、人によってはスポーツネイキッドのような乗り味という方がいるほどです。

 

さらにシャドウ譲りのV-TWINエンジンが心地よい鼓動とゆとりのある走りを実現してくれ、走ること自体に対して楽しみを感じさせてくれるバイクとなっています。

 

一方で外観は空冷エンジンとも思える造形のエンジンに加えてティアドロップ型のタンクや2本のエキゾーストがアメリカンながらもスポーツ走行もイケそうな印象を与えてくれます。

 

 

残念ながら2014年に生産は終了しており中古車のタマ数も少ないのですが、30万円ほどから購入することができるのでオススメの1台です。

 

↓の動画はホンダ VT400Sのレビュー・走行動画となっています。細かく解説されている点と素人目線でわかりやすく解説してくれているのでとても参考になる動画です。

 

【vt400sに乗ってみた!】

 

雰囲気抜群!濃厚なアメリカンテイスト満載 スズキ イントルーダークラシック

 

 

イントルーダークラシック スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC4バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,500×955×1,110 1位
シート高(単位:mm) 700 同率5位
パワーウェイトレシオ 8.33kg/PS 1位
最高出力 24kW(33PS)/8,000rpm 同率3位
最大トルク 33N・m(3.4kgf・m)/6,000rpm 同率3位
車両重量 275kg 1位
燃料タンク容量 15L 同率1位
最高速度 162km/h 同率2位
中古車価格 18万3,000円~79万9,900円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

ここまで見てこられて「おいっ!アイツがいねぇじゃねぇかよ!」と激おこなあなた、大変お待たせしました。

 

えぇ、私も乗らせて頂きましたよ、「スズキ イントルーダークラシック」。

 

 

スズキの400ccアメリカンのフラッグシップ的存在である「スズキ イントルーダーシリーズ」。

 

その中でも非常に強い個性と存在感の塊がこの「イントルーダークラシック」となります。

 

2001年の復活から、2016年での生産終了がアナウンスされたロングセラーモデルで、全長2,500mm×全幅955mm×全高1,110mmの巨体に1,655mmというロングホイールベース。

 

そして装備重量275kgと、「ヤマハ VMAX」にも匹敵する重厚感バリバリのヘビー級アメリカンバイクです。

 

サドルバッグやタンクカバーなど、アメリカンカスタムがこれほど良く似合う車種はなかなか見ることはできず、国産400ccアメリカンではハーレーに見劣りしない稀少な一台です。

 

これだけの巨体と重量のため、エンジンOFFでの押し引きは拷問レベルの辛さがありますが、跨ってしまえば意外に軽快。

 

見た目からは想像がつかない取り回しのしやすさで、「侵入者」の意味をネーミングされたバイクとしては非常に従順です。

 

ゴツゴツとした印象を受けますが、乗り味はソフトでクルージング向き。

 

太いトルクで押し出すというスタイルではなく、滑らかに回るエンジンをスロットルワークで操る、という感覚なのが新鮮で面白くもあります。

 

純正ハンドル装着車は伸び伸びとしたポジショニングが取れ、ロングツーリングもこなせる実力派クルーザーです。

 

 

新車販売価格は698,000円でしたが、現在の中古バイク市場では20~45万円前後の車両が多数流通しています。

 

↓の動画は管理人のおすすめで、説明無用の魅力満載です。ぜひご覧ください。

 

【美男子 最大の400アメリカン 2014 Suzuki・Intruder400classic 2014 スズキ・イントルーダー クラシック400 VL400 神戸】

 

 

トライリンガルは野蛮な紳士? スズキ ブルバード400

 

 

スズキ ブルバード400 スペック ランキング
エンジンタイプ 水冷4ストロークV型2気筒SOHC4バルブ ランキング設定無し
全長・全幅・全高(単位:mm) 2,420×890×1,105 4位
シート高(単位:mm) 700 同率5位
パワーウェイトレシオ 8.09kg/PS 3位
最高出力 24kW(33PS)/8,000rpm 同率3位
最大トルク 33N・m(3.4kgf・m)/6,000rpm 同率3位
車両重量 267kg 2位
燃料タンク容量 15L 同率1位
最高速度 162km/h 同率2位
中古車価格 23万9,000円~57万8,000円 ランキング設定無し

 

※ランキングは数字の大きいものを高順位としています。加えて最高出力や最大トルクが同じ場合は、回転数の少ない方を高順位としています。

 

管理人も数多くのバイクに乗ってきましたが、400ccアメリカンの中でも強烈なインパクトを受けたのが、この「スズキ BOULEVARD400(ブルバード)400」です。

 

 

2005年に欧州・北米仕様車と同時に国内販売された経緯を持つブルバード400は、兄貴分のブルバード800と同じ車体を与えられたフルサイズモデル。

 

それだけに車体サイズは全長2,370mm×全幅920mm全高×1,125mmとかなりのサイズで、変態スズキの本領発揮とも言える超個性派アメリカンです。(←褒め言葉)

 

ワイルドでいかついマッチョなイメージが強烈ですが、その走りは意外にジェントルなもので、倒立式フロントフォークが路面からの衝撃を吸収。

 

見た目を裏切る優しい乗り心地に一役買っています。

 

最大の特徴は独創的なビキニカウルで、これはスズキの海外向けクルーザー「M109R」から受け継いだもの。

 

以前はカウルレスのモデルがベーシックでしたが、現在ではこちらの方がベーシック化してしまいました。

 

ワイルドな容貌ながら、車体の各部にあしらわれた数々のメッキパーツが高級感を引き出し、「野蛮な紳士」という表現が実にしっくりときますね。

 

このブルバード400、現行の国産400ccアメリカンと比べ、シート高700mmと高めですが、シート形状が絞られており、足つき性も良好。

 

日本人の体格に合わせたベストなポジションが研究されていたようで、拍子抜けするほど疲れを感じさせません。

 

水冷のVツインエンジンはアイドリング時は穏やかな顔を見せますが、高回転に入ると力強く加速。

 

4バルブ仕様なので、グイグイとスロットルを開けての高速クルージングが病みつきになるほど楽しい一台です。

 

 

ブルバード400は新車販売価格864,000円(税込み)となっていますが、残念なことに2016年を持って生産終了。

 

ビキニカウルなしの先代モデルでも27~32万円前後で取引されています。

 

現行のビキニカウル装着車は37~50万円前後で販売されていることが多く、心が動いた方は↓の動画でその独自の世界観を体験してみてください。

 

【ブルバードM109R 試乗インプレッション エンジン音 マフラー音】

 

まとめ|今後の400ccアメリカンバイク(クルーザー)はどうなるか?

 

2017年の排ガス規制によってドラッグスター400・ドラッグスタークラシック400の生産が終了し、国内の400ccアメリカンバイクがすべて生産終了となりました。

 

そして今なお400ccアメリカンバイクの新車はラインナップされることがありません。

 

少なくとも生産終了前まで販売されていたモデルは、今後大きな値上がりが予想されますので、気になるモデルを見つけられた方は、なるべく早めの決断が求められることになります。

 

こうした背景から、管理人が実際に走らせた上で本当におすすめできる400ccアメリカンをご紹介させて頂きました。

 

少し長めの記事でしたので、最後に改めてご紹介したオススメ車種9選をまとめておきますね。